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「あと払いペイディが払えない…」
「Paidyやクレジットカードの返済ができない…」
Paidy(ペイディ)の利用者は近年増えており、支払いが難しくなる人も増えています。
・あと払いペイディ(翌月払い)
・あと払いペイディ(3回・6・12回払い)
・あと払いプラン(アップル専用)
上記のペイディの支払いが難しい場合、任意整理が可能です。残金を1年~1年半の分割払い(残金24万円なら月2万円×12回払い)が目安です。
なお「ペイディは任意整理ができない」と思っている方も多いようですので、実際に任意整理を行った和解書(合意書)もご紹介します。
Paidyは、株式会社Paidyが運営するオンライン決済(後払い)サービスです
2014年に生まれたあと払い(BNPL)サービスで、今年2024年に10周年を迎えます。
最近では利用者も多くなったキャッシュレス決済で、20代、30代の若い世代を中心に、特に利用者が多いと言えます。
・手数料がかからない
・カードが不要
・審査が緩い
・スマホで決済できる
以前は、後払いとしてクレジットカードが主流でしたが、アプリ決済を主流とするPaidyには、上記のような特徴があります。
AmazonやQoo10など、Visaマークのあるネットショップなら利用できます。
・Visaオンライン加盟店で使える「ペイディカード」
・Visa加盟店舗で利用できる「ペイディリアルカード」
こうしたカードも発行されています。
あと払いペイディ(Paidy)には、翌月1回払いの他、3回・6回・12回払いのプランがあり、いずれも分割手数料は無料です。
(あと払いPaidyの特徴)
・選択できる支払い回数は加盟店による
・3回払いは1回の買物で、Amazon3円以上、その他のショップ3000円以上
・6回払いは1回の買物で、Amazon6円以上、その他のショップ6000円以上
・12回払いは1回の買物で1万2000円以上
ペイディにはアップル専用のあと払いプランもあり、この利用者も多いと言えます。
アップル社製品(iPhoneやMac、iPad、Apple Watchなど)を、通常の後払いに比べて、さらに長期分割で購入できるためです。
「iPhone 14 を36回払い・分割手数料0%で購入できます」
「Apple Watchを分割手数料0%*の12回払いで購入できます」
「Apple watch SEなら 月々3,150円(税込37,800円)」
などがホームページの宣伝文句で使われています。
普通にペイディを利用していれば、払えなくなることはそうそうありません。
日々の任意整理の相談から見ていると「他のクレジットカードでお金を借りれなくなった」その結果、ペイディを利用しているケースも多いことです。
「クレカの借金が増えた→カードが使えなくなる→後払い系(ペイディ)利用」
こうしたパターンです。
最終的にはペイディなどの決済も使えなくなり、任意整理というパターンが多いです。
Paidyの「後払いプランApple専用」は主力商品です。
「後払いプランApple専用」は、アップルストアで商品を購入する際の特典です。
・ クレジットカードがなくても分割払い可能
・指定の条件を満たすと手数料0%(=無料)
という特典があるため、このプランを利用している方が多くいます。
Paidy利用者の任意整理をする中で、このプランを利用している方は実に多いと言えます。
まずは、自身の収入と支出をしっかり整理しましょう。
支出は、まず生活費を割り出すこと。
次に、カードや後払いペイで毎月いくら返済が必要か?です。
この支出が収入を大きく上回っている場合には、自分で解決することは難しいため、任意整理など法律を使った改善が必要になります。
支払いを圧迫しているものが、クレジットカードなどペイディ以外のものが多くを占める場合、これらを任意整理するのが得策です。
ペイディに問題があるというよりは、支払い額の多いクレカや銀行のカードローンの支払いに問題があるからです。
任意整理をするとブラックリストになります。その結果、ペナルティとして、クレジットカードやローンの利用はできなくなります。
しかし、後払いサービスであるペイディは、ブラックになっても使える貴重な決済手段です。
クレカやペイディが支払えなくなり、その全てに任意整理をするのは最悪の場合です。
できればペイディは利用できるようにしておいた方が、任意整理後も安心と言えるでしょう。
①クレカやカードローンを任意整理
②返済額が下がる(=ブラックになる)
③困ったときはペイディを利用
こうしたイメージです。
任意整理は、債務整理(さいむせいり)の1つの方法です。任意整理をすると、ペイディの支払いがいったんストップします。
「今月のペイディの支払いができない」こうした場合に利用されます。
収支を落ち着かせた後に、残金を1年~1年半程度の分割で払っていくことになります。
・あと払いペイディ
・あと払いプラン(アップル専用)
いずれも任意整理は可能です。翌月1回払い~12回払いまで全て対応可能です。
2024年現在では、20回払いで和解できるケースもあり、和解状況は良くなっています。
また、アップルの携帯電話やタブレットがない(既に売ってしまった)場合、任意整理の返済条件は多少きつくなりますが、任意整理ができないということはありません。
任意整理をすると、ブラックリストになります。ブラックリストとは、信用情報に任意整理した旨が記録されることです。
ペイディは、CIC・JICCという信用情報機関を利用しています。この信用情報に傷がつくことで、クレジットカードやローンの利用ができなくなります。
ペイディの任意整理 | |
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任意整理 | できる |
分割払い | 12回~18回払いが目安 |
滞納している | 任意整理可能 |
時効の成立 | あり(滞納から原則5年経過) |
信用情報 | CIC・JICCに事故登録される |
「ペイディは任意整理できない」相談を受けていると、このように思われている方が非常に多く感じます。
その1つの理由が、一部の弁護士事務所や司法書士事務所でこのように回答するケースがあるからのようです。
実際に、当事務所ではペイディの100件以上の任意整理の和解を行ってきました。
確かに和解の条件としては良くないですが、「任意整理できない」というのは誤りです。
ペイディを外して、クレジットカードや銀行カードローン・消費者金融だけを任意整理する事務所があります。
もちろん、ペイディの支払い額が少額で、自分で支払えるのなら問題はありません。
問題となるのは「支払いのできないペイディの任意整理」を外された場合です。
相談の場面で見受けられるのが、「任意整理からペイディ外す→外されても自分で払えない→うちの事務所に相談される」こうしたパターンが多いのです。
自分で払えないペイディを、弁護士・司法書士事務所から解決策も提示されず外されてしまっても、依頼人は困るわけです。
全体の収支を改善しなければ、一部だけ任意整理を行っても破綻します。
支払いのできないペイディも含め総合的な解決を図るのがベストな解決と言えるでしょう。
司法書士・行政書士 山口広樹(やまぐちひろき)
・神奈川県司法書士会2376号
・法務大臣認定番号801245号
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