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「任意整理中もデビットカードは使える?」
「ブラックでもデビットカードは作れるの?」
銀行口座と連動させ、即時決済ができるカードがデビットカードです。口座預金の範囲でカード利用が可能です。
多くのカード会社でデビットカードは発行されており、審査も厳しくはありません。
任意整理を行うとブラックリストになりますが、基本的にデビットカードは利用可能です。
ただし、一部発行が制限される場合もあるため、無制限に可能というわけではありません。
デビットカードは、銀行口座とひもづけた決済用カードのことです。
自身の銀行口座の範囲内でカード決済ができるもので、カード利用時に即時決済が行われるため「後払い」に該当しないカードです。
銀行やクレジットカード発行会社の多くがデビットカードを発行しているため、誰でも作成しやすいカードです。
なお、デビットカードでも、VISA・MASTER CARD・JCBなどのブランドが付与されます。
海外でも使用できるカードであり、海外出張が多い方にも重宝されています。
日本ではデビットカードよりクレジットカードの利用者がまだまだ多いですが、キャッシュレス決済普及の影響もあり、日本でもデビットカード利用者は増えています。
なお、アメリカではデビットカード利用者が約35%に対し、クレジットカード利用者は約20%とされており、デビットカードの利用者のほうが多いのです。
ブラックでない人があえてデビットカードを好んで使うことも多いため、特に怪しい(ブラックリスト)と思われる時代ではないということです。
デビットカードは、信用情報(CIC・JICC)による審査なしで発行されるカードです。
そのため、ブラックリストの影響を受けず、任意整理中でも作れるケースが多いでしょう。
デビットカードは「後払い」型のカードではなく、預金口座からの即時決済型のカードです。
貸し方にリスクがないため、無審査で発行されるケースが多いというわけです。
ただし、発行カード会社で独自の審査は行っているため、その審査に引っかかると、作れないケースもあります。
信用情報による審査はなくても、発行カード会社で独自の審査は行っています。
そのため、その審査に引っかかると、デビットカードを作れないケースもあります。
・申込書類に不備があった
・過去に銀行行座でトラブルがあった
・反社会勢力の疑いがある
・犯罪歴がある
こうした場合を除き、デビットカードは作れると思って大丈夫です。一般的に考えれば、銀行口座を作れるか?作れないか?と同じくらいの審査感です。
なお、任意整理をするカード会社・銀行のデビットカードは使えない可能性もあります。
この場合は100%使えないというわけではなく、カード会社の判断によります。
過去には、ある会社のクレカに任意整理を行っても、デビットカードはそのまま使えました。
もし、任意整理により今持っているデビットカードが使えない場合でも、違うグループのカード会社・銀行のデビットカードを作ることは可能です。
クレジットカード、銀行のカードローン、サラ金のカード、こうした後払いカードはブラックリストになると、利用は難しくなります。
クレジットカードに付帯するETCカードも、後払いのものは利用できません。
デビットカードの他に、チャージした範囲で利用できるプリペイドカードも利用可能です。
その他、アプリ決済の翌月1回払い(複数回払いは影響あり)や携帯電話のキャリア決済も、一般的にはブラックリストの影響を受けません。
ETCカードでは、デポジット型のETCパーソナルカードが利用できます。
・キャッシュカード
・運転免許証
・保険証
・マイナンバーカード
・住基カード
こうしたカードにブラックの影響はありませんので、任意整理後でも作成できます。
デビットカードとクレジットカードの比較をしてみましょう。
クレジットカードとは、楽天カードや三井住友カードなど、後払いでお金を借りたり、ショッピングのリボ払いができるものです。
デビット | クレジット | |
---|---|---|
信用情報の審査 | なし | あり |
利用できる金額 | 預金の範囲 | 限度額による |
支払い方法 | 即時決済 | 後払い |
ブラックの場合 | 利用できる | 利用できない |
デビットカードは、ブラックリストでも使えるカードです。
一方、クレジットカードはブラックになると使えないケースが多いですが、それでも100%使えないわけではありません。
当センターの依頼人の中では「どこもカードが使えなくなった」という方もいれば、「楽天カードは使えた」「メルカリのスコアがいいのでメルペイが使えた」などの報告もあります。
デビットカードとアプリ決済の比較をしてみましょう。
アプリ決済とは、スマホアプリを使った「翌月払い」などのキャッシュレス決済のことです。
メルペイ・ペイディ・バンドルカード・LINEペイなど、様々なものがあります。
デビット | アプリ | |
---|---|---|
信用情報の審査 | なし | なし |
利用できる金額 | 預金の範囲 | 限度額による |
支払い方法 | 即時決済 | 翌月払い |
ブラックの場合 | 利用できる | 利用できる |
アプリ決済では、翌月後払いのようなものはブラックでも利用できます。
一方で、複数の分割払いできるアプリ決済では、信用情報の調査が入ることがあるため、原則利用できません。
しかし、独自の審査基準(ブラック以外の点も考慮に入れる)で任意整理中に借りれるものもあります。
司法書士・行政書士 山口広樹(やまぐちひろき)
・神奈川県司法書士会2376号
・法務大臣認定番号801245号
・神奈川県行政書士会4407号
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