ZOZOの「つけ払い」や「GMO後払い」は任意整理できる？

ZOZOTOWNで購入する品物には、6つのの支払い方法を選択できます。

その種類は、代金引換・コンビニ決済・クレジットカード払い・PayPay決済・GMO後払い・ツケ払いです。

商品到着時に、配送業者（ヤマト運輸）に代金を支払うものです。購入した商品代金＋代金引換手数料330円（税込）が発生します。

なお、合計金額が30万円（税込）を超える注文には、代引きは利用できません。

ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキで、購入代金の支払いができます（手数料330円（税込））。

支払い期限は、注文した日の翌日0：00から3日目の23：59までです。
例：8月8日19：00に注文をした場合、お支払い期限8月11日23：59まで

なお、合計金額が30万円（税込）を超える注文には、コンビニ決済は利用できません。

一般的なクレジットカード決済です。ゾゾが発行する「ZOZO CARD」（購入代金の5％ポイント還元）に加え、他のクレジットカードも使用できます。

支払い方法は一括払いから、2回、3回、6回、12回、24回払いまで可能です。

なお、リボ払いやボーナス一括払いも可能です。

株式会社PayPayが運営するキャッシュレス決済も利用できます。

ヤフージャパンとのID連携が利用条件となっていて、また、予約商品や一部PayPay利用対象外商品には利用できません。

GMO後払いは「予約商品」の注文に利用できる後払いサービスです。

利用上限は、他サイトと合わせて合計で5万5000円です。利用手数料が330円（税込）かかります。

ゾゾが請求書を発行してから2週間以内に支払いをする必要があります。

つけ払いは、全ての注文に利用できる後払いサービスです。注文後、2か月以内に支払いを行えばよい支払い方法です。

商品発送後、土日祝日を除く4営業日後までに、請求内容が記載されたメールが到着するので、代金をコンビニ又は銀行から支払います。注文履歴にも請求情報が確認できるリンクが表示されます。

利用上限は、ゾゾでの購入10万円（税込）以内。手数料が330円（税込）かかります。

つけ払いやGMO後払いの支払期限を経過すると「滞納」状態になります。そのため「支払いをするよう」督促を受けることになります。

督促は、ゾゾタウンからではなく、つけ払いやGMO後払いを管理している「GMOペイメントサービス」から行われます。

最初はメール・ショートメール・ハガキ・封書などで督促が行われ、それでも支払いが確認できない場合には、電話による督促が行われます。

また、つけ払いで購入した商品は、支払いを完了するまで、所有権はGMOに帰属しています。

支払いを行わないと、購入商品の返却を求められることもあるので注意しましょう。

GMOのHPによると、こうした督促に関する発信番号は以下の通りです。

【SMSの発信元番号】
・docomo・auの場合：0120577744
・Softbankの場合：0032069000又は0120577744
・旧イーモバイル・PHSの場合：ランダムな携帯番号

【自動音声案内の発信元番号】
・05031962888
・05031962899
・05031385555
・05031384444
・05031317635
・0345663071

【その他の発信元番号】
・0120886855
・0120382604
・0120227701

つけ払いの支払い期限から2か月ほど滞納してしまうと、状況が変わってきます。

GMOが「支払いを受けるのは難しい」と判断すると、その請求を弁護士事務所に委託します。

委託先としては、弁護士法人マーシャルアーツや鈴木康之法律事務所が挙げられ、こうした弁護士事務所から督促や債権回収を受けることになります。

弁護士事務所からの連絡に応答しなかったり、滞納金を支払わないと、裁判所に訴えられてしまうこともあります。

裁判所に訴えられると、答弁書の提出や出廷が必要になります。

また、訴えが認められてしまうと、お給料や銀行口座の差押えに発展するケースもありますので注意しましょう。

61日以上（又は3か月以上）滞納すると、で信用情報（CIC・JICC）に事故情報が登録されることがあります。

ブラックリスト（金融ブラック）という状態です。

金融ブラックになると、他のクレジットカードやアプリ決済にも利用制限がかかるので、注意が必要です。

つけ払いやGMO後払いの滞納は数万円以内であるため、基本的にバイトを行い収入を増やす、家族に援助をお願いするなどで対応は可能です。

また、質屋やメルカリなどのフリマで、不用品を売ってお金を捻出するという方もいます。

任意整理とは、司法書士や弁護士が代理人となり、支払い方法の見直しを行うことです。

クレジットカードやカードローン、アプリの後払い決済などに行えます。もちろん、ゾゾつけ払いにも任意整理は可能です。

ZOZOつけ払いだけでなく、他のクレジットカードやアプリ決済の支払いも苦しい場合には、任意整理で全体の支出の削減を検討すべきです。