150万円の借金を任意整理するとどうなる？

１）任意整理はどんな手続き？

２）借金150万円を任意整理した事例

３）任意整理で生活はどう変わった？

４）Ｇさんの任意整理の流れ

債務整理（さいむせいり）の1つの方法、それが任意整理です。

法律に乗っ取った手続きで、司法書士や弁護士に依頼して行うものです。

・カード返済で生活が苦しい
・このままでは借金を完済できない

こうした場合に、返済を改善する手続きです。

任意整理をすると、元本だけを返済すればよくなります。

普通は、借金が150万円あると、150万円以上のお金を払わなければなりません。

年利18％で150万円を借りていると、1年で27万円もの利息やリボ手数料が発生します。

この出費が大きいため、任意整理ではこの返済を無くすようにしていきます。

任意整理をすると、元金（残金）を3年～5年ベースで支払うのが基本です。

※利用年数1年未満、消費者金融の場合など、一定の場合には返済回数が短くなります。

例えば、150万円を5年（60回）払いにすると月々の支払いは2万5000円、3年（36回）払いだと4万2000円です。

多くのケースで4年～5年の分割払いで落ち着きます。

そのため、毎月2万5000円～3万5000円が捻出ができれば、150万円を任意整理することに支障はありません。

・任意整理の返済：2万7000円
（任意整理前は6万円のカード返済）

・実家へ納めているお金：3万円

・携帯代金：1万5000円

・交際費：3万円

1ヶ月の支出は、10万2000円になりました。

任意整理前はカード返済に6万円を充てていましたが、これが2万7000円に減少。

その結果、家計の負担は3万3000円減りました。

任意整理をすると、ブラックリストになります。

ブラックリストとは、クレジットカードなどが使えなくなることを指します。

リボ払いをやめたかったＧさんは、クレジットカードが利用できないことに抵抗はなさそうでした。

なるべく貯金をして、現金のやりくりを頑張るとおっしゃっていました。