ＪＣＢ（ジェーシービー）の任意整理

①JCBカードについて

②JCBへ任意整理すると？

③JCB提携カードへの任意整理

④滞納すると子浩法律事務所が登場

株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカードがJCBカード。日本初の国際カードブランドであり、「サムライカード」というあだ名がついています。

Visa・MasterCard・American Express・Diners Club、そしてJCBが、世界の5大クレジットカードと言われています。

会員数は全世界で1億4000万人を超え、カード取扱高は35兆円を誇ります。

JCBの名前のついたカードは、2種類に分かれて発行されています。

・プロパーカード（JCB発行）

・JCBブランドを貸与したパートナーカード
（他のクレジットカード会社が発行）

いずれのカードも、JCB加盟店で利用でき、JCBのサービスを受けられるものです。

JCBで有名なサービスとして、クイックペイが挙げられます。

キャッシュレス決済の先駆けとして、2005年から電子マネーをスタート。

ここ数年で、急激にキャッシュレス決済が普及した影響もあり、2000万人以上がクイックペイを利用しています。

上記画像は、実際にJCBと任意整理の和解が成立した和解書です。

以下、任意整理による和解の効果を説明していきます。

JCBカードの返済は、任意整理を開始すると停止します。その理由は「任意整理による新しい返済に変わるから」です。

任意整理を行なうと、現在の支払いはいったんリセット。その結果、新しい返済（任意整理の返済）が始まるまでは、JCBカードの支払いは「停止している」というわけです。

「金利18％」「手数料15％」など、カード返済では、利息やリボ手数料があります。

しかし、JCBに任意整理を行うと、この利息やリボ手数料が無くなります（0％になる）

こうした負担がなくなるので、自身で返済されていた時より楽な返済になるというわけです。

JCBは、任意整理で寛大な対応をしてくれる会社です。

分割払いには、5年～10年（1ヶ月辺りの最低返済額は3000円以上）で対応してもらえます。

例えば、JCBカードで60万のキャッシング・60万円のショッピング利用がある場合。

この120万円を、毎月2万円×60ヶ月払いが可能。毎月2万円が難しければ、毎月1万5000円×80ヶ月払いに応じてもらえる場合もあります。

・利息やリボ手数料のカット
・長期の分割払い（繰上げ返済も可）

この2つの効果によって「月々の返済額を下げられる」というメリットにつながります。

一方で、任意整理をするとブラックリストになり、一定期間、クレジットカードやローンの利用は、できなくなります。

最長で、任意整理の返済終了後5年の期間、このブラックリストは続きます。

カード発行会社がJCBではなく、JCBがライセンスを貸与しているクレジットカード。

これを「JCBのパートナーカード」と言います。

例えば、イオンがカード発行会社でJCBがパートナーの場合、「カード表面にJCBマーク」がついています。

パートナーカードの任意整理は、JCBではなくそのカード発行会社に行います。

前述の例でいえば、イオンに行うというわけです。

そのため、分割払いの条件などは、各カード発行会社の条件に従います。
（任意整理の対応はそれぞれのカード会社によって違います）

JCBカードの支払いに遅れると、遅延損害金が発生。そして、督促を受けるようになります。

そして、61日～3ヵ月の滞納で、信用情報にその旨の記録（ブラックリスト）がされます。

また、この頃にはカードの強制解約も始まり、一括請求を受けるケースもあります。

JCBの滞納した支払いは、子浩法律事務所という弁護士事務所が管理しています。

一見、「JCBの架空請求？」と思う方もいるようですが、子浩法律事務所はJCBの正式な代理人事務所です。

・JCBのカードを利用している
・子浩法律事務所から通知が来た

この2つの条件が揃っている場合は、「JCBカードの督促」と思ったほうが良いでしょう。

支払いをせずにいると、遅延損害金は日に日に加算されていきます。

また、督促を無視していると、最悪のケースでは裁判所に訴えられることもあります。

裁判所に訴えられて、JCB（子浩法律事務所）の言い分が認められると、判決というものが出されます。

この判決が出ると、給料や銀行口座、家や車などに差押えも可能になるので注意しましょう。

JCBカードを滞納している場合でも、任意整理はできます。

・強制解約になり一括請求になっている

・信用情報に事故記録がある（ブラックリスト）

・裁判所に訴えられている

このような状況でも、まだ任意整理は間に合います。