任意整理とは？1番人気の借金整理の方法

任意整理をすると、元本だけを返済すればよくなります。
※消費者金融の利用であったり、利用期間が短いと、利息減額にとどまります

普通は、借金が200万円あると、200万円以上のお金を払わなければなりません。

1年間で30万円・月に2万5000円程度の利息やリボ手数料が発生しているからです。

任意整理は、元金（残金）を5年ベースで支払うのが基本です。

※利用年数が1年未満、特定の消費者金融の場合など、一定の場合には5年より短くなります。

しかし、今までに行った任意整理の10％もありません。

例えば、200万円を5年（60回）払いにする場合。

月々の支払額は3万4000円(200万円÷60回)になります。

任意整理は、家族や職場に知られにくい方法です。

相手カード会社との必要な連絡のやり取りは、依頼した司法書士事務所が行います。

任意整理に関連する郵送物も、依頼をした事務所に届きます。

自宅や職場に連絡が来ることはありませんので、バレる心配がないのです。

住宅ローン・自動車のローン・奨学金などは、任意整理から除外できます。

・自動車ローン（任意整理から除外すれば、車は残せます）

・住宅ローン（任意整理から除外すれば、自宅になにも影響ありません）

・奨学金（任意整理から除外すれば、保証人に請求されることはありません）

任意整理にはデメリットもあります。しかし、他の債務整理（個人再生や自己破産）と比べると、デメリットは少ないと言えます。

任意整理のデメリットは、一言でいうなら「ブラックリストになる」ことです。

ブラックリストとは信用情報に事故情報の記録がなされること。これにより、クレジットカードやローンの利用が難しくなることを指します。

・クレジットカードの利用ができない

・消費者金融からの借入れができない

・銀行のカードローンを利用できない

・その他、住宅ローンや車のローンの審査が通らない

・携帯電話の購入・機種変時に本体代金の分割払いができない

・保証人になれない

・保証会社の審査に通りづらくなる

ブラックリストの期間は、「任意整理の返済が終わってから5年」です。

これが最長期間と言われています。

早いケースでは、任意整理の返済が終わってから5年程度でお金を借りたり、クレジットカードを作れているケースもあります。

信用情報機関には、CIC・JICC・全銀協の3つの種類があります。

それぞれの機関から自身の信用情報を取得できます。

信用情報を見れば、自分がブラックか？そうでないか？を確認することができます。

テレビやラジオのCMで、「過払い金」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

過払い金とは、カード会社に払いすぎてしまったお金のことです。

2007年以前からキャッシングを利用していると、過払い金が発生している可能性があります。

任意整理の手続きを行う場合は、この過払い金があるかも一緒に調べていきます。

過払い金があると、借金の元金を減らせます。

また、借金以上の過払い金があると、借金が０になりお金が戻ってきます。

現在2023年のため、15年以上前からお金を借りていると、過払い金発生が期待できます。

もし条件に該当すれば、任意整理の大きな武器となることは間違いありません。

なお、すでに完済した借金にも過払い金請求は可能です。

完済した過払い金を取戻すことで、他の借金を減らすこともできます。

ただし、完済してから10年以内が請求期限のため、この期限には注意しましょう。